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Tz database : ウィキペディア日本語版
Tz database

tz databaseとは、世界各地域の標準時(''time zone''、タイムゾーン)情報をボランティアの共同作業により収録したデータである。主にコンピュータ・プログラムオペレーティングシステムでの利用を意図している〔
〕。略称はtzdata、別名zoneinfo databaseとも呼ばれ、データベースの作成に貢献したアーサー・デイヴィッド・オルソン(Arthur David Olson)にちなみOlson databaseとも呼ばれる〔
〕。ポール・エッガート(Paul Eggert)はtz databaseの編集者兼管理者である〔
〕。また2011年10月からはThe Internet Corporation for Assigned Names and Numbers(ICANN)並びにInternet Assigned Numbers Authority(IANA)が管理に加わっている。
最も目に付く特徴は、ポール・エッガートにより設計されたタイムゾーンの統一的命名規則である。例えば、""〔
のちほど述べるとおり、アンダースコアスペースの代わりに使用される。よって"America/New York"ではない。
〕や""というような表記法である〔
〕。データベースは、歴史的な(経年変化を記録した)タイムゾーンならびに1970年のUNIXエポックタイム(1970年1月1日0時0分0秒 UTC)からの、民間における全ての変更を記録するよう企図されている〔
〕。また、夏時間のような標準時の変化を示す''遷移''(''transition'')情報も含まれ、閏秒でさえも記録されている〔
〕。

== 歴史 ==
プロジェクトの起源は少なくとも1986年にまで遡る〔
〕。データベース構築のためタイムゾーンや夏時間の履歴を調査するのに現在も使用している重要な情報源は、(Thomas G. Shanks)〔
〕により"ACS publications"から1978年以降数版刊行されているアトラスThe American Atlas
e.g. The American Atlas: US latitudes and longitudes, time changes, and time zones, ''San Diego 1978, ACS publications''
〕並びにシャンクスとリック・ポッテンジャー(Rique Pottenger)によるThe International Atlas
e.g. The International Atlas: World latitudes, longitudes, and time changes, ''San Diego 1985, ACS publications''
〕である〔
〕。幾つかの参照用ソースコードも含め、プロジェクトのデータベースはパブリックドメインに置かれている〔
〕。概ね年に数回、変更が必要となる場合にデータベースの新版が公開される〔
〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「Tz database」の詳細全文を読む




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